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株&[アンディ] ホーム > 解決!トレーダーに聞く! > 第24回 自給自足の農業トレーダーを目指す!
2010.09.13
桂田祐貴さん(26歳)
このコーナーでは株初心者のライターが、日夜株式投資をたしなむトレーダーの方々に日々の生活スタイルや投資の秘訣などを伺います。普段はなかなか知ることのできない、リアルな声を皆様にお届けします!
今回のトレーダーはIT系企業にお勤めの会社員、桂田祐貴さん。お仕事のかたわら、投資塾に通い、日々勉強をしているという桂田さんですが、一方で「食と農業」を考える、農業振興プロジェクトにも自主的に参加。「投資でお金を生み出しつつ、食は農業でまかなう」という、自立した生活を目標にご活動されています。
――投資を始めたきっかけについて教えてください
桂田さん: 「親の老後を考えたときに、自分の給料だけではゆとりある暮らしをさせてあげられないのではないか、と思ったことがきっかけです。始めたのは、1年8カ月前。本などを読み、多少勉強をして挑んだつもりだったのですが、リーマンショックの時期と重なり、1年目は約130万円のマイナスでした」
――あらら、出鼻をくじかれてしまった形ですね…。その後は?
桂田さん: 「本格的な勉強を始めるべく、投資塾に通いました。講義の中では、『途転チャート』と呼ばれる観測方法を用いた、売買タイミングの見極め方など、知らなかったことをたくさん学ぶことができました。また、こうした勉強を進める中で、個人投資家として成功するには、証券会社などプロの投資家たちの動きを捉える必要がある、ということにも気付かされました。個人投資家とはケタ違いの金額を動かすことができる彼らは、必ず儲けられるタイミングというものを知っているのです」
――勉強をしていくとそれはわかっていくものなのですか?(気になる…)
桂田さん: 「徐々にわかってきました。今年はすでに50万円近くの利益が出ています。あくまでも理想ですが、2、3年後には3,000万円ほどの利益を出すことも可能だと思っています。コツとしては『途転チャート』を活用して、全体の流れに逆らわない運用を心がけること、数字を数字としてしか見ないようにすることですね。わたしは利益が出ても、損をしても、それはただ数字が動いているだけだと思うようにしています。もちろん、人間なので欲が出ることもあるのですが、これは精神修行だ…と思うことでなんとか乗り切っています(笑)」
――農業もされているそうですね
桂田さん: 「はい、『葦の原プロジェクトを進める会』という団体に所属しています。わたしが農業を始めたのは、スーパーなどに置かれている食品類がどのような経緯を経て、わたしたちの口に中に入っていくのか、その流れが見えないことに疑問を抱いたからです。自分が食べるものは、自分の目で見て、本当に信頼できる食材だけにしていきたい。現代社会ではむずかしいことかもしれないのですが…」
――農業は投資活動に何か影響を与えましたか?
桂田さん: 「農業を始めて気付いたことの一つに、『種を蒔く→苗が育つ→刈り取る』という一連の流れが、投資に似ているということがありました。投資というとむずかしく考えてしまいがちですが、それだけのことなら、何もむずかしいことはないなと思えたのは、やはり農業のおかげだったと言えるのではないでしょうか。また、自然に触れることで頭の中がスッキリと整理され、いろいろなことを多面的に捉えることができるようになった気もします」
――今後の展望について教えてもらえますか?
桂田さん: 「将来は投資で資金を稼ぎながら、自分で作った農作物を食べるという自給自足に近い生活をしていきたいと思っています。多くは望んでいないので、お金が余るようなことになれば、自分の家族や子どもたちのほか、若い投資家たちのためになるような、お金の使い方をしていきたいと考えています」
――ありがとうございました。
インターネットさえ繋がっていれば、どんなところでも株取引ができてしまう時代。近年のエコブームや自然回帰の流れの中で、農業と投資家の両立を目指す人がさらに増えていくということも考えられそうです。例えば、トラクターの上で携帯電話のチャートをチェックする農業トレーダー…なんだかちょっとカッコイイような気もしません?
(根岸達朗/プレスラボ)