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株&[アンディ] ホーム > 解決!トレーダーに聞く! > 第20回 ダメならラム肉でも食べて貢献します
2010.05.17
いっちーさん
このコーナーでは株初心者のライターが、日夜株式投資をたしなむトレーダーの方々に日々の生活スタイルや投資の秘訣などを伺います。普段はなかなか知ることのできない、リアルな声を皆様にお届けします!
今回はFX トレーダーのいっちーさん。普段は会社員としてウェブ関連のお仕事をしながら約3年前、老後のための資産運用の必要性からFX を始めたのだとか。株取引ではなくても、投資家としての感覚には共通点が得られるかもしれません。どんなスタイルで運用を行っているのか聞いてみました。
――どうしてFXだったんですか?
いっちーさん: 「眠ってる貯金を有効活用したくて高金利な外貨預金も考えたんですが、手数料は高いし、中途解約料もとられる。金利程度の収益を得られれば十分なのに、高い手数料はもったいない。そこで外貨商品でも、手数料がほぼかからず、レバレッジを効かせて少額運用でも外貨預金レベルの金利収益を得られるFXに目が止まりました。FXをやっている友人が回りにいたので、以前から興味はあったのですが」
――ほほう、どんなスタイルで運用を?
いっちーさん: 「FXトレーダーには大きく分けて、三つの運用スタイル(スキャルピング派、スイング派、スワップ派)(※1)がありますが、私は日中仕事をしているので、スワップ派として長期運用をしています。仕事をしていると、細かくチャートを見続けることはできないですし、ちょっとした値動きに一喜一憂するのもストレスがたまりそうなので。もともと一攫千金には興味がなくて、金利収益を得ることが目的ですしね。FXでは高いレバレッジを効かせて大きな利益を得ようとするトレーダーも多いですが、あたしは安全第一で低レバレッジで運用しています」
――最初に買ったのはどんな銘柄だったのですか?
いっちーさん: 「オーストラリアドル(AUD)と、ニュージーランドドル(NZD)です。高金利通貨を探していたのですが、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)よりはリスクが少ないだろうと思って。投資金額は300万円ほど。でも、実際には50万円程度しか動かしていません。残りの250万円はロスカットを避けるための安全策として多目にFX口座に入れてあります。あまりにも小額だとロスカットされることもあるんですよね。一応、余裕資金の範囲内で投資をしているので、もしダメだったとしても、まあ、ラム肉でも食べて貢献しようかと思ってました(笑)」
――ふむふむ、特に気負わずやり始めたというわけですね
いっちーさん: 「最初は大きな損失もなく、そこそこの運用成績を出していたのですが、衝撃は2008年10月24日。忘れもしないこの日、円通貨は短時間で大暴落。AUDは過去最安値を記録しました。その日のうちに一気に10円ほど値下がったんです。FXはポジションと呼ばれる単位(1万通貨=1ポジション)ごとに購入するのですが、このとき、私はNZDだけで5、6ポジション持っていました。含み損が一気に−200万円になり、このままだとさすがにロスカットされると思い、急いで100万円を追加投資しました」
――ひえー、怖いですねえ…
いっちーさん: 「ネット上で『明日死にます』と書き込むFXトレーダーもいたほど、本当に恐ろしい状況でした。ただそんな中でも、私はなぜかマイナスからプラスにはできないまでも、プラスマイナスゼロに持っていく力はあるんですね(笑)。その後、ちょこちょことユーロドルやポンドドルなど、他の通貨でスイングトレード しながら利益を上げていきました。今もキューイ(NZDのことを指すFX用語)だけは含み損を抱えたまま、持ち続けているのですが、いつか円安になったところできちんと清算したいですね」
――腐れ縁で続いているカップルみたいなものでしょうか。きっちり清算できるといいですね…
いっちーさんはFXを始めてから、mixiなどの投資関連コミュニティに参加。投資を始めてさまざまな価値観を持つ人に出会い、人脈の輪が広がったことは「やって良かったと思えることの一つ」と話していました。利益を上げることも大切だけど、人脈も同じくらい貴重な財産ですよね。これからもがんばってください!
(※1)スキャルピング派、スイング派、スワップ派