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&D[アンディ] ホーム > 解決!トレーダーに聞く! > 第14回 持っていた株が上場廃止で紙切れに…!
2009.11.06
亀田さん(32歳)
このコーナーでは株初心者のライターが、日夜株式投資をたしなむトレーダーの方々に日々の生活スタイルや投資の秘訣などを伺います。普段はなかなか知ることのできない、リアルな声を皆様にお届けします!
今回はトレーダー歴4年の亀田洋子さん(仮名、32歳)。フリーのウェブプロデューサーとして数々の媒体でご活躍の女性です。「私の体験は参考になるのかどうか……」とご心配されていたようですが、じつは亀田さん、持っていた株が「紙切れ同然に……」なっちゃった経験を持っているそうなのです。果たしてどこまで突っ込んでいいものやら。でも、すいません! 気になるので教えてください!
――持っていた株が紙切れ同然になったって本当ですか?
亀田さん 「まじなんですよ。今思えばちゃんと勉強しておけばこんなことにはならなかったと思うんですが、持っていた新興市場の株式が紙切れ同然になりました。まさかの上場廃止。おじいちゃんが私の将来のために取っておいてくれたお金を使って運用していたのですが……」
――いったいおいくらほど?
亀田さん 「23万円の単元株を買いました。これ以前に自分ですこし勉強して、初めて手に入れた株式では6万円の利益が出ていました。当時はまだお金に余裕があったので、さらに運用してみようと手を出したのがこの株だったんです。地デジ放送を受信するためのコンピュータのソフトウェア系の会社だったのですが、順調に伸びている印象があって堅実な感じがしたんですよね。2007年くらいです」
――それがどうしてこんなことに……。
亀田さん 「サブプライムローンの問題がありましたよね。あのとき、私が持っていた株はなぜか40万円くらいに値上がりしていたんです。今考えれば不思議なのですが、待ったらもっと上がるんじゃないかと欲が出たんですね。その後、リーマンショックが起こりました。こまめに株価をチェックしていなかったというのもあったのですが、気付いたら2万円になっていました。もうそこまでくると損切りをする気にもなれませんよね。私はふたたび、株価が持ち直すのを待ちました」
――イヤな予感がぷんぷんしますね……。
亀田さん 「しばらくしたら、数千円台になっていました。まさかと思いました。数百円台になりました。ありえないと思いました。ああ、存在を忘れたい、もういやだ、とは思いつつも携帯電話で株価をチェックしていました。ある日、銘柄コードを入力しても株価が出てこないようになりました。上場廃止でした」
――おじいちゃんのお金が……!
亀田さん 「ええ、手痛い人生勉強させてもらったという感じです。株をやっていれば経済のことがわかってくるかもしれない。勉強はむずかしいけれど、とりあえず初めてみたらなんとかなるはず。そんな思いで始めた株でしたが、こんな形になってしまうとは思いませんでした。投資の神様と言われるウォーレン・バフェットさんの本も読んでいたはずでした。日々の値動きではなく、流行ではなく、本当に価値ある企業に投資すべし……。わかっていたはずなのに、こんなことになってしまいました。会社そのものの価値を見極めることの大切さ、身を持って感じました」
――再チャレンジは考えているのですか?
亀田さん 「将来的な年金不安もあるので、投資は考えなければいけないとは思っています。今は株式よりも南アフリカランドなどの外貨預金に注目しています。どちらにしろ、もう少し勉強を深めてから挑戦したいですね。もしこれから株への投資を始めたいと思ってる人がいるのなら、私から言えるのは新興市場は上り下がりが激しいので上級者になるまでやめておく。買ったあともほったらかしにせず、きちんとウォッチしておく。あとは自分がワクワクできるような、本当に心から応援できるような価値ある企業を見つけることでしょうか。失敗した私が言うのも何ですが(笑)」
――いえ、だからこそ響くものがあります。ありがとうございました!
亀田さん ちなみにおじいちゃんのお金はまだネット証券にいくらか残ってはいるそうなので、完全にゼロになってしまったというわけではないとのこと。今度は堅実な運用で成果を出せるといいですね。「投資をすることは自分の人生に投資をすることかもしれない」とは亀田さん。失敗を通じて得た教訓は大きかったようです。次はぜひがんばってくださいね!
(根岸達朗/プレスラボ)