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&D[アンディ] ホーム > 世界の株式市場から > 第14回 世界最古の証券取引所!?
2009.11.16
どうでもいいことですが、このコーナー「世界の株式市場から」のタイトルはテレビ番組「世界の車窓から」のパロディです(誰もパロディって指摘してくれないので自分で指摘してみました)。
株式市場への投資を考えれば世界が見える。グローバルな物の見方ができる! というわけで毎回様々な国の市場と経済の現状をお伝えしている当コラムですが、今回は世界最古の株式市場と謳われるオランダのユーロネクスト・アムステルダム(旧アムステルダム証券取引所)にスポットを当ててみましょう。
そもそも、今日のような金融システムが誕生したのはいつでしょうか。今日はアムステルダム証券取引所の歴史とともに、金融システムの歴史を振り返ってみましょう。
「金融」というものがはっきり社会のシステムとして芽生えてくるのは12世紀のフランスまでさかのぼります。銀行があって、農民にお金を貸して管理するという「債権」システムがあり、これらの取引を行っていました。13世紀後半頃のベルギーでは個人のブローカーを介して現在のような取引が行われておりました。その後現在のドイツ、そしてアムステルダムやイタリアの各都市などで取引が行われます。
さて、これらの取引と一線を画す画期的なシステムが1602年に成立したアムステルダム証券取引所です。企業に投資をさせて、利益と損失を分配するという、要する現在の株式会社のシステムが登場しました。このことから、アムステルダム証券取引所が“世界最古の証券取引所”と言われるゆえんです。なんと400年前に今のシステムができあがったとは驚き。ちなみに、1602年と言えば日本はまだ安土桃山時代。ヨーロッパの歴史の奥深さを物語っています。
株式会社発祥の地、オランダは人口1,700万人、面積は41,000平方㎞と人口・面積ともに日本の僅か10分の1程度の小さな国です。ヨーロッパでも小国と言わざるを得ないでしょう。しかし、オランダ人の発明は株式会社にとどまりません。例えば労働時間を配分するという「ワークシェアリング」、これはオランダから始まったものです。また、経済とは直接的な関係は薄いですが「安楽死」を初めて法的に認めた国家です。その後の世界における革新的なルールを作る一方、「ユニリーバ」(食品、洗剤など日用品)、「ハイネケン」(ビール!)、「フィリップス」(家電)など世界的な大企業を生み出しています。これらの功績を踏まえ、オランダの経済を指して人はこう呼びます。“小さな大国”だと。何が起こるか分からない世の中。新興国も魅力ですが、世界のグローバル経済を引っ張ってきた有望な先進企業に投資してみませんか?
話を株式市場に戻しましょう。世界のグローバル化を率先するように、2000年にアムステルダム証券取引所はパリ(フランス)・ベルギー(ブリュッセル)と合併し、ユーロネクストとして再出発を遂げました。その後2002年にはリスボン(ポルトガル)とも合併、この一連の流れは現在世界的な流れである証券取引所同士の合併が加速するきっかけを作ったと言えるでしょう。
ユーロネクストの投資は日本でも証券会社を介して比較的容易に行うことができます。取引は現地時間で9時~17時30分、日本時間ですと夏場は16時~0時30分、冬場は17時~1時30分と、アフターファイブに値動きをチェックするにはちょうど良い時間と言えるでしょう。