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&D[アンディ] ホーム > カブコラ > 第96回 追加金融緩和で注目の日銀、実は上場していた!?
2010.09.01
急速な円高・株安による景気減速を防ぐため、資金供給の拡大など、追加の金融緩和を打ち出したことで注目を集めている日本銀行(8301)。そんな日銀がジャスダックに上場しているって本当? そもそも株式会社ではないはずの日銀がなんで上場しているのか、いまいち投資先としてのイメージも湧かないのですが…。ファイナンシャルプランナーの佐藤清二さんに伺いました。
――日銀は他の上場株式会社とどう違うのでしょうか?
「日銀は、日銀法に基づいて設立された『認可法人』です。そのため、日銀には株主総会にあたる機関がありません。つまり、資本を出資しても議決権はないんです。また、『株主』にあたる人は『出資者』と呼ばれ、『株券』の代わりに『出資証券』が発行されます。実質的には証券保管振替機構(ほふり)の利用や信用取引 ができないこと以外、さほど株式との目立った違いはありません」
――なぜ日銀はジャスダックに上場したのですか?
「もともと日銀は株式会社だったのですが、1942年に『日本銀行法』(日銀法)が施行され、日本の中央銀行 としての機能を担う法人に。1949年には東証 ・大証・名証一部にも上場していました。しかし、東証 上場基準の最低資本金引き上げに伴い、資本金が足りず1960年に上場廃止。その後、資本金が少なくても上場できる現在のジャスダックへと引き継がれています」
――へえ、昔からすでに上場していたんですね。日銀の資本金ってどれくらいなんですか?
「現在、日銀は1億円の資本金を持っていて、およそ5500万円が政府から、4500万円が民間からの出資になります。国の100%出資だとなんでも国の意向に従ってしまう危険があるから、というのが資本を分けている理由のようです。ただし、民間の出資者が誰なのかは、残念ながら非公開となっています。ちょっとした謎ですね」
――配当金はどれくらいもらえるんですか?
「額面100円に対し、配当金が5%以下に制限されているので、1株あたり最大で5円配当ということになります」
――1株5万円で100株購入したとして、配当500円ですか。雀の涙ほどですね……。せめて、ユニークな優待があればいいのにな。
日銀が解散したら、残余財産の分配はすべて国に帰属することになり、出資者には分配されないそう。投資先としては、あまりメリットがないようにも思えるけれど、バブル時代の88年12月には最高値75万5000円を付けたこともあるのだとか。ひょっとするとひょっとするかもしれない『日銀』株。たまにはチェックしてみては?
(栗林弥恵/プレスラボ)