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&D[アンディ] ホーム > カブコラ > 第95回 謎多し! 紛争やテロで注目を浴びる「有事関連銘柄」って?
2010.08.25
軍事産業を確立しているアメリカでは、テロや紛争の脅威が現実味をおびるほど株価を上昇させる企業があると聞きますが…。海外で紛争やテロが起こった場合、日本銘柄にはどのような影響があるのでしょう? ひょっとしてアメリカと同じように、株価を上昇させる有事(防衛)関連銘柄がある? ファイナンシャルプランナーの前田紳詞先生に聞いてみました!
「石油大国である中東で大規模な紛争が起きた場合、まず考えられるのが石油価格の高騰です。日本は石油の大半を輸入に頼っているので、物流コストなどがアップして各企業の経営に影響が出ると予想できます」
昨年では、北朝鮮のミサイル発射が大きな問題になっていましたが?
「もしもあのミサイルが実際に日本のどこかを狙ったものだったならば、日本経済が不安定になるとして日本円や株を売る動きがあったかもしれません。ところが、実際には日本を通過して太平洋へ向かったため、結果的にそれほど大きな影響を及ぼしていないのです」
ニュースでは大騒ぎになっていましたが、株価は冷静な動きを見せていたというわけですね。さて、いよいよ本題に入りますが…。日本もアメリカのように、紛争やテロなどで株価上昇の動きをみせる有事関連銘柄はありますか?
「日本にも有事関連銘柄はいくつか存在しています。しかし、日本の防衛予算内で活動している関係上、市場としてはそれほど大きなものではないので…。よほど大規模な紛争やテロが身近で起こらない限り、目立った動きはないかもしれません」
といいますと?
「日本の防衛予算は約4.8兆円。その半分を人件費が占めていて、武器などの購入費用は1兆円にも満たない程度です。さらに、先進国や近隣のアジア諸国が軍事予算を増やしている中、日本は防衛予算を削減している国。市場としても、今より小さくなることが予想されます」
ちなみに、武器の製造などに関連してくる銘柄にはどのようなものがあるのでしょう?
「戦闘機や戦車、護衛艦を造るとなると、重工業関連銘柄に注目することになります。中でも、三菱重工業(7011)や川崎重工業(7012)はその技術を防衛関係に活かしているとして有名です。具体的な技術に関係しているものについては謎のベールに包まれていて…なかなか表に出にくい部分が多く、はっきりと断言できないことが多いのです」
てっきり「紛争やテロで使われていた戦闘機の一部は日本の企業が製造したもので…」なんて勝手な予想をしていたのですが、「紛争地域や国に武器を輸出してはいけない『武器輸出三原則』で禁止されていますので、あり得ません」と、前田先生。何事も平和が一番! とはいえ、有事関連銘柄には謎が多いだけに…想像力をかき立てられてしまいますね。
(吉住夏樹/プレスラボ)