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&D[アンディ] ホーム > カブコラ > 第94回 どこまで信じる? 株式投資のアノマリー(迷信)
2010.08.18
「初夢は、一富士二鷹三なすび」「ツバメが低く飛ぶと、雨が降る」などなど、日本には数多くの迷信・ジンクスが存在しますよね。同じように、理論的な根拠はないけれど、投資家の間で長らく語り継がれている相場パターンなど、ジンクス的なものを総じて「アノマリー」と呼ぶのだとか。数あるアノマリーの一部をご紹介します!
■鯉のぼり相場(5月)
旅行や遊び、帰省などで出費の多いゴールデン・ウィーク。株を買う財布の紐がぎゅっとしまるこの時期は、やはり株価も下降ぎみになります。ところが、ゴールデン・ウィークが明けると、『さて、株でも買いますか♪ 夏はボーナスもあるし!』と、再び株の購入意識が高まり、全体の株価が上昇に転じるのだとか。これを、ゴールデン・ウィーク期間中の祝日「子どもの日」の恒例行事にあやかって「鯉のぼり相場」と言います。また、一方で「鯉のぼりをおろしたら、株は売り」といったアノマリーも。休み明けだからといって、ぼんやりしているヒマなんてない!?
■サマーラリー(7月)
梅雨明けの高い空、カンカン照りの太陽……海! お祭り! バカンス! 7月は、なんだか気持ちも開放的になりますよね。「サマーラリー」とは、その開放感から株を購入する人が増えるため株価が高騰する、という理由から生まれたアノマリー。確かに、ビア・ガーデンでかんぱ~い! なんてさわやかにストレスを発散したあとは、「ま、買っておこうかな?」なんて、大らかな気持ちになって、いつもより株に手を伸ばしやすくなっちゃいますよね!? くれぐれも、酔っ払って開放的になりすぎないよう、注意したいところですが!(汗)
■稲穂相場(10月)
10月、稲穂がふっくらとふくらみ、重みで頭を足れる時期。さて、株も収穫(?)の時期かと思いきや……多くの企業が9月に中間決算を迎え、株を売りに出す人が増えるため、10月はまだまだ株相場も地味~な時期。「稲穂相場」とは、なかなか株価が上がらずパッとしない様子を指しています。しかし、秋の閑散とした市場に飽き飽きしたトレーダーがだんだんと株を買い始め、または売りに出すことにより、相場が大きな動きを見せることもあるので油断は禁物! 気づいたら収穫のチャンスが終わってた……なんてことにならないよう、しっかりと田んぼ=市場を見張っていなきゃかも!?
このほかアノマリーは、花冷え相場(4月)、餅つき相場(12月)といったものから、1~3月は「ハイテク銘柄、輸出銘柄は売り」といった具体的なものまでたくさん。ちなみに、お盆時期は「閑散相場」といって、証券会社や機関投資家が休みを取るため、東証の売買代金も減る傾向にあるそうです。このような期間の全体的な相場は、値動きが小さく推移しがちですが、一方で個人投資家に人気の株は上昇しやすいといった傾向もあるのだとか。
もちろん、アノマリーにすべてを任せるのはリスキーですが、こういった傾向があるということを頭の片隅に入れておくだけでも、多少は投資家としての懐も深くなるのではないでしょうか。「売るべきか買うべきか……うぬぬ」と迷ったときは、こうしたアノマリーを思い出してみるというのも一つの手かもしれません。
(栗林弥恵/プレスラボ)