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&D[アンディ] ホーム > カブコラ > 第93回 キムチより旨い!? 韓国割安株事情
2010.08.11
アメリカの有名な投資家ウォーレン・バフェットが韓国銘柄に惚れ込んで「I Love KOREA!」とベタ褒めしていたという話を聞いたことがあります。韓国といえばキムチ、焼き肉、ビビンバ…と、おいしそうな食べものばかりが頭に浮かぶ筆者。実は韓国って食以外に、株も魅力的だったりする?
「ウォーレン・バフェット氏は以前、20以上の韓国銘柄を持っていたようですが、現在保有しているのは製鉄会社のポスコ(5412)のみ。『保有資産が多い上に見通しもよく、割安感があるから』とポスコ株を評価しているようです」
と話すのは、ファイナンシャルプランナーの加藤梨里先生。ウォーレン・バフェットも惚れ込む韓国銘柄の特徴について、教えてください!
「日本の大型株には自動車や通信関係、金融業が多いのですが、韓国銘柄はこれらに加えてハイテク系産業の活躍が目立っています。たとえば、テレビの販売台数世界シェアは韓国のサムスン電子(21.9%=2010年1-3月期、以下同)とLG電子(14.8%)が、日本のソニー(9.6%)をおさえてトップ2。携帯電話の世界シェアでもノキアに続いて、サムスン電子とLG電子がそれぞれ2位と3位に入っています。半導体の世界シェアでもサムスン電子と、同国のハイニックス半導体がトップ10入りしています」
そう言われると、家電量販店でもサムスン電子やLG電子の名前ってよく見かけるような気がします。
「日本銘柄のPER(株価収益率)は33.6倍(東証上場企業平均)ありますが、韓国銘柄は10~16倍程度。この数値からは韓国銘柄の株価が日本銘柄に比べてとても割安であることがわかります。つまり、韓国では質のいい銘柄を比較的低めの値段で手に入れることができるのです。バフェット氏はこの割安感に魅力を感じ、“I Love KOREA”とも言ったとか」
質のいいものが低価格で手に入るなんて、とてもおトクな気がしますね!
「ただ、気をつけてほしい点もあります。韓国市場は日本に比べ、5分の1程度の規模。1つの銘柄が市場に与える影響力が大きく、相場の動きが激しい傾向にあります。さらに韓国は日本と同じく、輸出に力を入れている国。ウォンの為替変動によっても株価が大きく左右されることがあるので要注意です」
なるほど。ちなみに、韓国銘柄を買っている日本人投資家ってどれくらいいるものなのでしょうか?
「日本での韓国銘柄の普及率は低く、それほど浸透していないのが現状です。誰でも韓国銘柄を購入することはできますが、現状では取り扱っている証券会社がSBI証券とアイザワ証券の2社程度に限られているというところも門戸を狭めているところでしょう。また、韓国企業の中には、海外投資家の株保有数に制限を設けているところもあります。中には、すでに海外投資家の保有上限に達してしまい、今から購入できない銘柄もあります」
韓国企業の中で海外投資家の株保有数を制限しているものには、ガスや電気、電話関連銘柄などがあるとのこと。まずは自分で買うことができる銘柄を探しつつ、これはというべき掘り出し物を見つけたいですね。株を通じて、韓国への興味がどんどん高まってきました!
(吉住夏樹/プレスラボ)