近年、株安と言われておりますが、こうやって全体の株価が下がるときにも、全体的に見てあまり価格の差がない銘柄ってあるんでしょうか? ファイナンシャル・プランナーの高山一恵さんにお話を伺いました。
「不景気時にも価格が下がらない株を『ディフェンシブ銘柄』と呼んでいます。代表的なディフェンシブ銘柄には、電力株、薬品関連株、ガス関連株、食品株、鉄道株などがあります。つまり、私たちの日常生活に欠かせない商品やサービス、インフラ関連銘柄のことを指します」
どんなに不景気でも電気やガス、鉄道などは使いますもんね。高山さんによると、株価の変動が激しくないため、中長期で安定的に資産を増やしていくのに向いているそうです。もちろん、ディフェンシブ銘柄にもデメリットはあります……。
「株価が下がりにくいということは、一方で株価が上がりにくいということ。新興国の株への投資のように短期間での大きな値上がりは期待できません」
高山さんによると、日経平均株価が下がり、景気があまりよくない時に、ディフェンシブ銘柄は買われる傾向にあるそうです。反対に日経平均株価が上昇基調で、景気が回復してくると、下落している時に買われた株の利益確定売りが増え、株価は下落傾向になるのだとか。つまり、株で大儲けしようと考えている人には向かない株なのだそう。
「中長期でゆっくりと資産を運用したいという人や、株価を頻繁にチェックできる時間がないなど忙しい人に、下がりにくい株での資産運用は向いているといえるでしょう。また、下がりにくい株は株価の動きに一喜一憂して、神経をすりへらすということも少ないので、初心者向けの銘柄かもしれません」
ディフェンシブ銘柄は、株で大きな損をするのが怖い人や、興味はあるけれど銘柄を選ぶ自信のない人など、株の初心者にも向いている銘柄といえるかもしれませんね。
(山名隆/プレスラボ)野村アセットマネジメント―ディフェンシブ銘柄
簡潔で分かりやすい用語解説
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今回お話を伺った高山さんが取締役を勤めるサイト
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