さて、前回・前々回と2回にわたって銘柄の選びかたを説明したカブカブ博士は、次に売買タイミングを判断するときに役立つ株価チャートの見方について教えてくれました。
Point1 株価チャートを読みこなせ
- 博士
-
株価チャート
「いい株を見つけてもな、売買のタイミングを見極めることが肝心なんじゃ。そのために必要なのが、株価チャートじゃ」
- アンディ
- 「うん、これは見たことあるよ。見方はわかんないけど」
- 博士
- 「ふむ。そうじゃな。株価チャートはローソク足と出来高でできているんじゃ。ローソク足は株価を表し、ロウソクみたいに見えるからこの名前なんじゃ。
図のような日々の値動きを見られる日足チャートでは、ローソク1本が1日の株価の動きを表していて、週足チャートではローソク1本が1週間の株価、月足チャートでは1ヶ月の株価を表すなど、チャートの種類によってローソク足が表す株価の期間が変わるんじゃよ。出来高は売買された株数を表すんじゃ。この2つの動きを見ることで、その株の状態が分かるんじゃ」
- アンディ
- 「ふうん」
- 博士
- 「出来高は売買された株数を表し、出来高が多いほど活発に取引が行われているということなんじゃよ。もっと詳しく知りたいのなら、こっちでチャートの見方を見てみるといいぞ」
- アンディ
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ローソク足の色は赤と青や白と黒など見やすい色で表示されている
「ローソク足の見方は~?」
- 博士
- 「ふむ。ローソク足は期間中の始値、終値、高値、安値の4つを同時にあらわしたものなんじゃ。赤いローソク足は始値と比べ終値が高かった、つまり値上がりしたということ。青いローソク足はその逆じゃ。高値、安値はローソク足から伸びるヒゲと呼ばれる線であらわすんじゃ」
- アンディ
- 「ふーん」
Point2 上昇トレンド、下降トレンド
- 博士
- 「長期的に見て株価が上がっている状態を上昇トレンド、下がっている状態を下降トレンドと呼ぶんじゃ。また、上がりもせず下がりもしない状態を横ばい(もみ合い)と呼ぶんじゃ。一般的に考えて上昇トレンドのとき、それも上昇トレンドの早い段階が買いじゃな。そして、それぞれのトレンドから新しいトレンドに移るタイミングのことを転換点と呼ぶんじゃ。上級者になったら、この転換点を見極めたいもんじゃな」
- アンディ
-
3つのトレンドを読み取ろう!
「うん。博士、ボク、先読みできる男になる」
- 博士
- 「お、アンディ君、なんだか心強いな。じゃあアンディ君のために、 こっちでトレンドの転換点となりそうなサインを3つ教えておこう」
- アンディ
- 「ふう、覚えられない」
- 博士
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2本の移動平均線
「それから、出来高やローソク足と一緒に株価チャートに描かれている2本の線が移動平均線じゃ。移動平均線は、一定期間の終値の平均値を描いたなめらかな線で、大まかな株価のトレンドを読むことができるんじゃ。長期移動平均線と短期移動平均線があって、
週足チャートは26週移動平均線と13週移動平均線で、日足チャートは75日移動平均線、25日移動平均線で示されていることが多いのじゃ」
- アンディ
- 「うわあ、覚えることがいっぱいだね」
- 博士
- 「まあこういったことは頭に叩き込むより、実際にやってみて理解したほうが簡単だし、身につくわい」
- アンディ
- 「そっか。じゃあ、株価チャートを見ながら研究してみるよ」
Point1 ゴールデンクロス、デッドクロスを見逃すな
- アンディ
- 「博士、株価チャートを見ていたらある法則に気づいたんだ。長期移動平均線と短期移動平均線が交差するとき、トレンドが変化していることが多いんだよ」
- 博士
- 「お! いいところに気づいたな、アンディ君。それがゴールデンクロス、デッドクロスと呼ばれる有名な売買サインじゃ。もちろん、目安に過ぎんが、長期移動平均線が上昇局面または横ばいの状態にあるとき、長期移動平均線を短期移動平均線が下から上に追い越すときがあったら、それは今から上昇するかもしれない、というサインじゃ。前から欲しいな、と思っていた株がゴールデンクロスになったら買ってみる価値はあるかもしれんな。」
- アンディ
- 「それじゃあ、デッドクロスになったら売りのサインってこと?」
- 博士
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ゴールデンクロスとデッドクロス
「そうじゃ。アンディ君なかなか飲み込みが早くなってきたな。長期移動平均線が下降局面または横ばいの状態にあるとき、短期移動平均線が長期より下回るようにクロスしたらデッドクロス。今から値下がりするサインかもしれん。しつこいようだが、これらは絶対的な売買サインではないので、他の指標とも見合わせてよ~く判断することが大事じゃ」
- アンディ
- 「ふーん、株価チャートって重要な情報がいっぱい詰まっているんだね」
この章のまとめ
- 株価チャートはローソク足と出来高、それに移動平均線(長期と短期)の組み合わせ
- 赤いローソクが株価の上昇、青いローソクが下降を表す
- 株価チャート眺めていると、上昇トレンド、下降トレンド、横ばいの3つのトレンドがある。
- あるトレンドから次のトレンドへ移行する時期を転換点と呼ぶ。これを見極めることが大切
- 長期移動平均線と短期移動平均線が交差するポイントをゴールデンクロス、デッドクロスと呼び、これは有名な売買サイン