博士に教えられ、おもむろにサイトや四季報を読みだしたアンディ君、しかし、難しかったのか眉をひそめています。
Point1 数あるデータの中でもPERだけは要チェック
- アンディ
- 「うう…。ネットを見ても、四季報を見ても数字ばかりで、どこを見ていいのかよく分からないよ…」
- 博士
- 「ま、数字の意味は少しずつ覚えていくとして、こんな言葉を知ってるか? 有名な投資家であるウォーレン・バフェットは株で成功するためのコツとして『1ドル札を50セントで買うように、株を買うこと』と言ったんじゃ。どういう意味か分かるか?」
- アンディ
- 「うーんと…???」
- 博士
- 「わからんか。つまり、どう考えても1ドルの価値があるのに、50セントの値段になっているものを買え、と。お値打ち品を買うことが重要なんじゃ」
- アンディ
- 「なんとなくわかったよ」
- 博士
-
PERをチェックして割安な株を探そう!
「そこで、お値打ち度を数値化したものをPER(株価収益率)と呼ぶんじゃ。PERとは、会社が生み出している利益に対して、株価が高いか安いかを示したもの。計算方法は、株価を1株あたりの利益(1株益)で割ることで計算できるのじゃ(株価÷1株益)。この数値が低いほど、稼ぎ出す利益に対して株価が安いということになって割安ということになるんじゃ」
- アンディ
- 「うう、計算は苦手なんだ…」
- 博士
- 「本当は正しい計算方法を理解してほしいんじゃが、ひとまずPERの数値が低いほど割安と覚えておくといいかもな。参考までにじゃが、2009年5月末の東証のPER平均は15.4倍じゃ。業種によって平均PERが10倍だったり30倍たったりと違ってくるので、まずは気になる業種の平均PERをチェックして、それを基準に割安かどうかを考えるといい。でも、厄介なのは、倒産間近の銘柄や、何か不安材料のある会社のPERの数値が低くなるから、その見極めも大切なんじゃ」
- アンディ
- 「あれっ、博士~!」
- 博士
- 「なんじゃ?」
- アンディ
- 「成長している企業のPERは高いんだ。これはなんで?」
- 博士
- 「なるほど、いいとこに気づいたな。成長が見込まれている企業は、ちょっと割高でもみんなが買いたいからPERが高めになるんじゃ。だからちょっとPERは高めでも、買いかもしれんぞ。大まかに言って【1】経営状況は優秀なのにPERは低い銘柄、【2】PERは平均的なのに成長率の高い銘柄、【3】PERは高いが、それを上回るぐらい成長しそうな企業。このあたりが買いの銘柄だと言えるかもな」
- アンディ
- 「ふうん、なんだか面白いね。PERを知っただけでずいぶん成長した気分だ、わーい!!」
- 博士
- 「楽しそうじゃな。アンディ君」
- アンディ
- 「ところで博士、超初心者の僕としては、いまどんな銘柄が人気あるのかも参考にしてみたいけど、どうやったらわかるの?」
- 博士
- 「ランキングをチェックしてみてはいかがかな?値動きランキングや人気銘柄ランキング、出来高ランキングなど、さまざまなランキングを見ることができるんじゃよ」
- アンディ
- 「ランキングを見れば、いま注目されている銘柄が一目瞭然てことだね!」
この章のまとめ
- PERとは、株価のお値打ち度を示したもの。低いほうがお買い得
- 人気銘柄は株価情報サイトやネット証券のランキングでチェックできる
Q.株価のお値打ち度を示したPERの計算方法とは?